薬による高血糖治療 [血圧・血糖値]
高血糖の治療は食事療法、運動療法、薬物療法があります。薬による治療は食事療法や運動療法で十分に効果が得られなかった場合に行われます。
高血糖の薬物療法には経口血糖降下薬とインスリン療法があり、経口血糖降下薬での効果が少ない場合はインスリンを皮下に注射するインスリン療法が用いられます。
肝臓で糖新生・糖放出を抑制し、筋肉などで糖の吸収を高めるビグアナイド薬、筋肉や肝臓の脂肪組織でブドウ糖の取り込みを促すチアゾリジン薬はインスリンの効きの悪さを改善する作用があります。
スルホニル尿素薬やDPP-4阻害薬、速効型インスリン分泌促進薬は膵臓からのインスリンの分泌を促進する効果があり、小腸での糖の消化・吸収を遅らせ食後の血糖値上昇を抑えるα-グルコシダーゼ阻害薬は速効型インスリン分泌促進薬とともに食後の高血糖を改善する働きがあります。
薬の量は食事療法がきちんと守られていることを前提としています。食事療法をおろそかにすると薬の効き目にムラが出てしまい血糖値が安定しなくなるので注意しましょう。
塩分と高血圧 [血圧・血糖値]
塩分を摂ると高血圧になる。
ほとんどの人がそう思っているのではないでしょうか?
しかし、日本人の場合は次のようになっているのだそうです。
① 塩分を摂ると高血圧になる ⇒ 約2割
② 塩分と他の要因が合わさって高血圧になる ⇒ 約3割
③ 塩分を摂っても高血圧にならない ⇒ 約5割
塩分が絶対的に“マズイ”人は5人に1人しかおらず、逆に、塩分を摂っても問題ない人が約半数なのです。
それなのに、医者に診てもらうと一律に塩分を控えるよう指導されます。
なぜ、こんな事になっているのか?
そこには、①~③のどれに属するのかを調べるのが大変だという問題があるようです。
(⇒ 藤城式高血圧改善食事法)